徳網山
さあ行きましょー
明るく涼しい雑木林
ドラミングの主、コゲラはどこ?
豪雪の中で育ってきた大木
ユキツバキの柔らかい花びら
足元気をつけて!
ギンリョウソウが準備中
集落が見渡せる稜線上
下から見えたトゲトゲは枯れ木
可憐なアカモノの姿
吹き上げる風が心地よい
熊のハンモックちょっと拝借
ツアーレポート 徳網山 2008年6月1日(日)

 

前日までの雨が緑を潤した日曜日の朝。展望の山はまだ雲に包まれていたと思います。

標高は高くないから(787.5m)山頂にあがるころ雲は切れているでしょう、しかし大朝日はどうかな〜?

ドキドキ期待をしながら向かった五味沢から、徳網山の特徴的なトンガリが見えてきました。

荒川にかかる橋をいくつか越え樋倉集落手前を登山口へ。先行グループ一台、新潟の方々です。

日が射しはじめた駐車場は虫が少なく、身支度を整えたらおいしい空気を十分に取り入れたストレッチング。

歩き出しは若杉の林を経て明るい雑木林へ。

ギンリョウソウの赤ちゃんがあちこちの黒い腐葉土から顔を出していました。

切り拓かれてまだ2年の登山道は、踏みしめられていないためかフワフワ柔らかく足を受け止めてくれます。

ハルゼミ、たくさんの鳥の交歓に耳を澄まし、

ブナやナラの緑、ユキツバキの優しい赤を楽しみながら歩いて行くとC636mです。

登山道は程よくアップダウンが織り込まれ変化があります。

稜線はよく考えるとけっこうなやせ尾根ですが、木々のおかげで不安感はありません 。

谷筋から上ってくる心地よい風が何ともいえず芳しい香りを運んできました。深呼吸すると甘くてほんのり酸っぱい香りです。

松根の階段状の急登を越えて小さな岩場を過ぎると、まもなく山頂に到着しました。

山頂からは真正面に大朝日岳の姿が!話に聞いた通り、くるっと360°見渡せ、

白太郎山から順番に山頂当てクイズが楽しめます。遠くは以東からの山並みでしょうか。

あまりひろくはない山頂ですが、アカモノやサラサドウダンなどが咲き、

たくさんのアゲハチョウやクマンバチが飛び交って、さながら翅虫のパーティー会場です。

不思議と刺す虫はいなかった。快適に昼食をとることができました。

下山途中でもふわふわの歩き心地と香る風に名残惜しく、時折足を止め森を楽しみました。

ゆったりゆっくり山に向き合った一日でした。

行動時間

仙台6:30 徳網山登山口9:20 歩き出し9:40 C636m尾根10:50 山頂11:30昼食 下山開始12:15 徳網山登山口13:35

登山情報

□登山口は五味沢の樋倉橋を上流側に向かって50m、「徳網山登山口」標柱を左折。
□登山口にトイレ、水場はありません。
□入浴は五味沢白い森交流センター「りふれ」入浴¥500(21時まで)他