御所山縦走
陽射が出てきた大滝口
鏡ガ池分岐道標
樹林帯を抜けた登り
御来光岩より黒伏山方面
青空の御所山山頂
観音寺コース分岐道標
心地よい散歩道
船底の形がくっきりと
粟畑は古道の要所
広場を出発〜
笹がかぶる
手彫りの標識に癒される
急登を越え奥寒風山ピーク
やってきたぞ寒風山
花ヤブはやさしい表情
関山トンネル下山口
 
2006年7月23日(日) 御所山縦走ツアー報告

行程

仙台(6:30)---大滝キャンプ場(8:00 歩き出し8:30)---鏡ガ池分岐(9:15)---御来光岩(10:00)

御所山(船形山)山頂(10:10 10:45発)---仙交小屋跡(11:50)---楠峰下(12:25)---仙台カゴ下(12:40)

粟畑(12:59) 広場(13:06大休止30分)---白髪山(14:00)---前白髪山(14:20)---戸立山(14:53)

奥寒風山(15:33)---寒風山(16:10)---アオノ背(16:55)---コブノ背(17:26)---関山トンネル口(18:18)

作並温泉(18:30入浴 19:00発)---仙台(20:00)

梅雨の晴れ間予報に期待し、朝霧の中大滝へ。林道は大きな傷みもなくいつも通りの凸凹。

沢筋に絡む登山道はぬかるみが点在しているものの、予想以上に乾いており歩き易い。

鏡ガ池分岐で小休止。ブナ林はいつも居心地の良い空間を提供してくれます。

間もなく植生が変わって潅木の中、山頂稜線へのやや急な登りが続きます。

時折足を止め、振り返って背筋を伸ばすと目前に前船形山の端正なシルエットが飛び込んできました。

やがて岩場と分岐道標が見え、御来光岩です。岩上からぐるりの展望を楽しめます。

船形山塊の山々が連なり、爽快な眺めです。

ここから平坦なハイマツ帯を泳ぐように進めば、空に向って飛び出すように御所山(船形山)山頂広場に出ます。

山頂から南へ少し下ると観音寺コースの分岐があり、長い下りのはじまりです。

ハイマツや笹で足元が見えにくいので注意しながら、グングン高度を下げていきます。

難しい部分には固定ロープが張ってあります。振り返ればひときわ美しい船形の稜線が見えます。

下り勾配がゆるんできて仙交小屋定義分岐跡に到着。北150mに水場もあります。

この先は一番気楽に歩ける区間。楠峰下の登山道崩落部分は巻き道があり、ロープで誘導がありますので見逃さないように。

最後の水場となる仙台カゴ下では水を確保します。程なく粟畑十文字分岐を過ぎ、少し登ると開けた砂礫の広場です。

北西に最上カゴ〜黒伏山、南東に大倉ダムが望める心地の良いところですので休息時間をしっかりとり、

昼食、身体をほぐし、後半に備えました。

白髪山は手前にもピークがあり、南側が山頂です。この先は登山道も細く、かぶりヤブが深くなっていきます。

登山道に熊の糞が見られる熊の生息域でもあり、熊鈴を鳴らして進みました。

道中猿にも遭遇。下るに連れガスがかかってきました。大きく6つのピークを越えて行きます。

展望が利くわけではなく、ヤブもあったりしますが、濃密な自然の中に美しいブナが声援を送ってくれ、頑張り甲斐のある行程です。

奥寒風山からの登り返しに絞られながらたどりついた寒風山山頂は、格別の趣があります。

自衛隊の施設が撤去された石敷きの広場ではパーティーの気持ちが一つに。

ピークを二つ越えながら、国道に向けての下りは、沢に反響する車道の音に期待してしまい、思うより長く感じられました。

ペース、行動時間配分、水場など、甘くないコースですが、充実した歩きが楽しめます。
登山情報

□ 水場は大滝キャンプ場、仙交小屋跡付近、仙台カゴ下のみ。

□ トイレは大滝キャンプ場、山頂避難小屋にあり。

□ 関山トンネル登山口は両側で8台くらいの駐車スペースあり(横断注意)。

また公衆電話ボックスがあります。

□ 作並温泉の旅館の多くは日帰り入浴利用時間が15時位まで。

下山時刻により利用できない。岩盤浴都の湯は入浴のみ700円(〜20時まで)

※ 上記コースタイムは休憩時間を含めての到着時間で表しています