祝瓶縦走
時雨の古寺鉱泉
眩しいくらいの新緑
ハナヌキ尾根出合い前の雪渓
古寺山へ続く尾根には
尾根際までの残雪
古寺山から小朝日岳
銀玉水よりべた張りに雪渓
今夜は中華?
日没
西朝日岳
朝日北方
小朝日岳
遠方祝瓶山
振り返り小朝日岳
早くも石楠花開花
近づかない祝瓶山
削り取られた道
終盤の登り
振返れば・・大玉山
朝日岳は望めず
稜線はすぐそこまで
 
祝瓶縦走

6月10日(土)

仙台爽やかな朝の出発、笹谷の県境トンネルを抜け眺め見る先は雲がべったりの奥羽の山、

月山インター付近よりバスのワイパーが動き出す。

古寺鉱泉駐車場に7時到着、準備仕度を早々に小雨が気になるくらいだが雨具を着ることもなくハナヌキ尾根へ7時30分歩きだす。

途中休憩後8時20分ハナヌキ尾根手前で50mほどの締まった雪渓に遭遇。尾根8時30分到着、古寺山上空にはガスが漂う。

8時45分歩き出し、古寺山山頂近くになり残雪も多く踏み抜き、不明瞭な道を辿り古寺山11時05分到着。

小朝日をショートカットしたいところだが沢筋の残雪も多く雪質もガチガチの締まり雪のため小朝日の頂上へ向う。

12時00分到着風無し、視界大朝日まで見える。・ ・ ・ 銀玉水からの雪渓が目に飛び込む。

山頂はガスで見え隠れ、風が気になる。

12時40分歩き出し、銀玉水広場13時35分到着、北にイリソウカ、南にガンガラ双方へ雪渓が伸びる、

もちろん銀玉水の水場は厚い雪渓の下で6月末までに出るのだろうか? アイゼンを装着、風も若干強く身体が冷える。

雪渓のちょうど真ん中に氷のバンドがありアイゼンの歯先しかかからず思ったより時間がかかる。

一汗かいて15時大朝日小屋到着。管理人は不在、到着時先着パーティなし、小屋より遠望するに竜門より2P、小朝日より2P確認、

二階半スペースを使用させてもらった。日没にはしっかり雲も抜け風も止み穏やかな時間が流れる。

明日の行動を考慮し早々に夕食をとり19時就寝する。

夕食はお手軽にあんかけチャーハン、しじみスープ、野菜サラダ、デザートにはおしるこ(ちゃんと餅入り)です。

下りぎみの天候を考慮し翌朝4時30分起きの6時5分出発、視界も良好、

体感温度もベストな状態で6時25分大朝日山頂を踏む。昨年歩き通した葉山縦走が思い出される。

平岩山、大玉山、遠くに祝瓶山が、不安と期待が交錯するが参加者の笑顔に励まされる。

大朝日岳のガレの下り終えたあたりから祝瓶山の主稜線には春の花から初夏の花まで開花。

開花場所は・・・ヒナザクラ、カタクリマイズルソウ、ツバメオモト、コバイケソウ、ハクサンチドリ、リュウキンカ、オダマキ、

ミヤマハンショウズル、ミツバオウレン、ハクサンイチゲ、サンカヨウ、イワカガミ、シャクナゲまで(ほかにもまだまだあったような?)

北大玉山に向う頃からガスがかかり良いのか悪いのか祝瓶山が時折のぞかせながらのあるきとなった。

平岩ショートカット分岐7時40分着、北大玉8時40分着、

北大玉からの登山道は所々に残雪に削り取られ修復が難しい足場の不安定な箇所が大玉山を越すまで続く。

今回は予想どうり水場での水の確保が最大の問題でした。

山行中晴天でもなく寒くもなくひじょうに歩きやすい条件だったため朝日小屋で配給した水各自1〜2Lで何とかなったようだ。

全ての水場は厚い雪渓の下で水が出ている場所まではかなり下がらないと取れない。

赤鼻分岐11時50分通過祝瓶山までの最後のやせ尾根を上りきる頃、

振り返ると大玉山がその先に山頂がガスに阻まれている大朝日岳が見えた。

祝瓶山頂はガス中、1時40分山頂より下山開始。C1200を下り過ぎるとガスも消えなが〜い下り尾根が飛び込んでくる。

最後の励ましなのか満足なのか笑い声が風に乗って聞こえてくる。ちょっと遠かったがとても静かで良いコースだと実感しました。

15時40分針生平全員無事到着。