行程

仙台(4:00)　---銀山平荒沢岳登山口(9:05着　歩き出し9:35)　---前山(10:25)　 ---前�ｰ基部(11:37)
前�ｰ(12:35)　---C1650m地点(13:40着　折り返し14:00)　 ---前�ｰ基部(15:35)　---銀山平(17:05)

銀山平(4:10)　---枝折峠登山口(4:40)　---明神峠(5:25)　----小倉山(7:30)　---百草の池(8:15)

駒の小屋(9:16)　---越後駒ケ岳山頂(9:53)　---駒の小屋(10:20)　---小倉山(11:44)　---道行山分岐(12:29)

明神峠(13:16)　---枝折峠(13:57)　---銀山平(14:30着　入浴　15:05発)　---仙台(20:30)

9月30日

夜明け前に仙台を出発、銀山平に着くころには日も高く、駐車場には既に10数台の車が並んでました。

準備運動を済ませ、後に続けと出発。

前山まではキツめの勾配が続き、豪雪を物語る弓なりの細いブナ林の登りです。

対岸の尾根が目の高さになり、前山ピークで小休止。結構息が上がります。

ふと前方を見上げると、ボッコリとした前�ｰが待ち構えていました。その上方、山頂付近はガスの中。

東側に見える越後駒ケ岳も、頭を隠したままです。

尾根上をゆるやかにアップダウンし『これより岩場注意』の看板を過ぎると、いよいよ荒沢岳メインイベント、

手足を駆使した岩登りのはじまり、はじまり〜。

岩と木の根のミックス段差、鎖、梯子と進んでいくと、大きな岩を巻いて一息平。また前方を見上げると、

本当の前�ｰピークが現れました。

そのとき沢に響く熊鈴が。持ち主を探すと･･･あっいたいた、岩壁の途中に発見！あそこをいくのかぁーと喜びの？声があがります。

手がかり足がかりはしっかりとしているけれど、沢筋に向けスッパリ切れ落ちる壁は、長い。

うっかりコツンと弾かれでもしたら、と思うと握る手に力が入り、スリルで胸一杯。前�ｰ稜線に乗り上げ、

緊張から開放され食事をとりました。

前�ｰから見上げる、巨大な鳥のような山頂稜線には、赤が多い紅葉の中に一本のヤセ尾根が続いています。

地図と現在時刻をつき合わせ、山頂到達はできないと判断。14時のタイムリミットを切りました。山頂は目前、天候は安定。

しかし日没は早く、例の鎖場は東斜面。迷いはありません。最高到達地点で山頂をバックに記念撮影。

厳しさを湛えた面持ちは爽やかでもありました。

下山途中、奥只見湖対岸の斜面に前�ｰの影が映っていました。やがてそれは大きく口を開けて楽しそうなおじいさんの姿に。

前�ｰの影法師は、また来いよ〜と笑って見送ってくれました。

宿に到着して程なく、辺りはとっぷりと暗くなり、つるべ落としの秋の夕暮れに無理は禁物と再認識。

夕食は魚沼産のおいしいご飯と山の幸、熊汁！を食べ大満足。

登山情報

銀山平
□　温泉公衆浴場「白銀の湯」日帰り入浴650円（19:00まで受付）
荒沢岳
□ 登山口駐車場は15台前後のスペース。
□ 登山口に入山届けポストあり。鎖場が長く、転落事故等の危険があるため、必ず記入して入山のこと。
　　下山時には下山時刻の記入も忘れずに。
□ 登山口にあるトイレは、非常にキレイ。
□ 水場は登山口からすぐの1ヵ所のみ。行程が長いので多めに持つとよいでしょう。

越後駒ケ岳
□ 枝折峠駐車場付近はトイレなど新しく整備工事中。20台前後のスペース。
□ 登山口に入山届けポストあり。標高が高く、行程も長いので必ず記入して入山のこと。
□ 水場は登山口付近にはありません。駒の小屋では西へ下った沢で水が得られます。
□ 駒の小屋のトイレは利用時に協力金を箱の中へ。