堂平山
黒佐野口
すぐに橋を渡る
整備中林道からの分岐右へ
荒れた林道を進む
杉林の中
紅葉はやはり遅れてます
ふかふかの落葉を歩く
朽ちた山頂の標識
愛しく思える三角点
童心に帰って♪
羽入集会所
控え目な誘導標
ツルリンドウの可憐な実り
ちょっとだけど急登
その先に!
重厚感あふれる立石

2005年11月6日(日) 堂平山ツアー

行程

仙台(8:00) 丸森町不動尊公園(9:20) 黒佐野口(9:35 歩き出し10:05)

林道分岐(10:15) 沢出合(10:30) 一本モミC380m付近(11:20 休憩15分)

肩(12:10) 堂平山山頂(12:25着 13:05発) 黒佐野口(14:10) 羽入(14:35)

立石(14:50) 羽入(15:10) 国民宿舎あぶくま荘(15:20着 16:00発) 仙台(17:50)

上記コースタイムは休憩時間を含めての到着時間で表しています。

早朝は肌寒かったものの、その後は気温が上がり、うす曇りでおだやかな天気。良い一日になりそうです。

少人数でしたが和気アイアイ。

堂平山はガイドブックに載らない里山です。

登山道の状況や道標などが整備されていない山に入るということで、出発前に地図とコンパスの使い方をしっかり勉強。

黒佐野橋から続く整備中の林道から右へ古い林道を入ると左手に小径を分け、鉄塔下の広場に出ます。

少しくねる道は小沢上を横断し、わだちの痕跡が薄れてくると、幾すじかの小沢の出合です。

センブリやオヤマノリンドウの咲く雑木林から杉林に植生が変化し、踏み跡はなくなり、杉の間伐林が続きます。

見通しが利かず、現在地を把握するため右手尾根筋に上がって休憩。明るい尾根上は藪が密になり歩きにくく、

植生界に沿って左に巻きながら堂平の肩をとります。付近は1〜2mの岩が点在。再び雑木林となり、 鞍部をすぎて緩い登りのあと、

ぐるりと平らな笹と雑木の茂る山頂に出ました。山頂は砂山のてっぺんをスコップで平らにしたような様相。

まさに堂平山と思いながら、三角点を探します。コンパスの示す方向が若干周囲より高く、そこには山頂を示す物であったのか、

朽ちた板と支柱、ふかふかの落ち葉に埋もれてしまいそうな三角点の石標を見つけることができました。

ソファーのようなすわり心地を楽しみながら昼食をとり、さて下山です。

山頂に到達しても登山道ははっきりしないまま。往路をトレースして下りました。

その後、羽入の集落から丸森町の天然記念物、立石(高さ12.5m 周囲25m)へ。

小さな標識に従い短いがかなりの急登をつめると、ぽっかりと聳え立つ大石と丸森の町を見渡す展望に歓声があがりました。

晩秋の里山の風景をじ〜っくりと楽しめた山行でした。すっかり落葉した冬に登るのもおススメです。

登山情報

水・トイレは不動尊公園にあります。

堂平山は登山道が不明瞭で道標もありませんが、黒佐野口からはほぼ直線状にコースを取ることができます。

地図・コンパス必携です。

国民宿舎あぶくま荘で日帰り入浴が利用できます(\500)。